市況データ|World Bank Commodity Price Data(The Pink Sheet)
銅価格の月次推移|電子材料の価格改定を考えるための基礎データ
銅は、銅箔やCCLなど電子材料を考えるうえで欠かせない金属です。このページでは、World Bankの月次商品価格データを使い、銅価格の動きを「数字」と「電子材料業界の視点」の両方から読み解きます。
今回使用したWorld Bankファイルは2026年9月2日更新で、月次データは2026年8月まで収録されています。単位は名目USドル/メトリックトンです。
銅価格の5年間の推移
※2021年9月~2026年8月の60か月。元データ:World Bank Commodity Price Data(The Pink Sheet)。単位:USドル/メトリックトン。
直近12か月の月次データ
| 年月 | 銅価格(US$/t) | 前月比 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|
| 2025年09月 | 9,984.00 | +3.25% | +8.09% |
| 2025年10月 | 10,740.00 | +7.57% | +12.65% |
| 2025年11月 | 10,812.00 | +0.67% | +19.13% |
| 2025年12月 | 11,785.00 | +9.00% | +32.18% |
| 2026年01月 | 13,012.00 | +10.41% | +44.72% |
| 2026年02月 | 12,951.00 | -0.47% | +38.80% |
| 2026年03月 | 12,529.00 | -3.26% | +28.63% |
| 2026年04月 | 12,951.00 | +3.37% | +41.12% |
| 2026年05月 | 13,543.00 | +4.57% | +42.06% |
| 2026年06月 | 13,552.00 | +0.07% | +37.79% |
| 2026年07月 | 13,543.00 | -0.07% | +38.60% |
| 2026年08月 | 14,326.00 | +5.78% | +48.15% |
この数字をどう読むか
2026年8月の銅価格は14,326 US$/t。前月比では+5.78%、前年同月比では+48.15%となっています。
ただし、ここで注意したいのは、銅価格の上昇率と銅箔・CCLなどの製品価格の上昇率は同じではないということです。製品価格には、銅原料以外にも加工費、エネルギー、表面処理、物流、為替、需給などが関係します。
「銅が何%上がったか」だけで判断せず、①銅原料、②加工・エネルギー、③為替、④需給、⑤物流などを分けて考えると、材料価格改定の背景を整理しやすくなります。
なぜ電子材料業界で銅価格を見るのか?
プリント基板では、銅箔が導体として使われます。CCLでは銅箔と樹脂・ガラスクロスを組み合わせるため、銅そのものの価格は材料コストを考えるひとつの重要な指標です。
一方で、銅価格だけを見て製品価格を推定することはできません。電子材料の価格改定を考えるときには、原料価格の変化を「出発点」として、その先にある製造・加工・物流・為替などまで見ることが大切です。
平賀兼好の今月の徒然
銅が、上がった。
数字だけなら、それで話は終わります。
けれども材料の値段を考えるとき、銅の数字はむしろ入口です。
銅箔には銅箔の加工があり、CCLには樹脂とガラスクロスがあります。そこへ電気代、物流、為替、需給が重なってくる。
ひとつの数字から、いくつもの材料の話がつながっていく。そんなところに、材料の面白さがあるのかもしれません。
データについて
出典:World Bank Commodity Price Data (The Pink Sheet), Monthly Prices. World Bank Prospects Group. 使用したファイルの更新日は2026年9月2日です。
World Bankのデータ利用条件では、特に別途表示がないデータセットはCC BY 4.0が基本ライセンスとされ、適切な出典表示が求められています。本ページでは、World Bankの銅価格データを基に前月比・前年同月比を当サイトで計算し、電子材料業界の観点から解説しています。World Bankによる当サイトの承認・推奨を示すものではありません。
データの性格:本ページは投資判断を目的としたものではなく、電子材料・PCB業界における原材料価格の動きを把握するための参考情報です。